代表幹事挨拶 代表幹事  吉澤 寿朗

神奈川青年税理士クラブ(神奈川青税)のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。第54代の代表幹事を務めさせていただきます吉澤寿朗と申します。

令和5年5月より、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症になり、当クラブにおいても本来の活動を再開することができるようになってきております。活動が制限される中で、必死になって青税活動を絶やすことなく続けてこられた当時の執行部の皆様、そして、これまで当クラブを支えて下さった諸先輩方への感謝の気持ちを持って、この1年間は青税として活動することの意味を十分に考えながら活動していく所存です。

令和4年税理士法改正において、税理士制度を取り巻く社会環境の変化に対応することを目的に種々の改正が行われました。しかし、税理士試験の受験資格要件一つをとっても、その改正内容からして不十分なものであり、更なる税理士法改正にむけて考え、意見を発信していくことが求められています。来年度に行われる全国青年税理士連盟の研鑽事業のテーマに沿って、税理士法に関する勉強会を定期的に開催するとともに、私たちが考えるあるべき税理士制度について意見を発信することに努めてまいります。

10月より施行が予定されるインボイス制度について、かねてより当クラブでは事務負担の増加、課税の公平性等の見地から廃止を訴えてまいりました。施行後においても、同制度が実際に及ぼす影響を注視しながら、主権者である国民の意見が置き去りにされるような税制に関しては、引き続き税制改正意見書等を通じて意見を発信してまいります。

今年度も引き続き、研修会をオンライン配信することで、多くの会員の皆様に研修を受講していただく機会を設けます。実務直結型の研修会や諸先輩方の経験と知識を共有できるような青税ならではの勉強会を数多く企画していきますので、積極的なご参加をよろしくお願い致します。

コロナ禍において会員数が減少している状況を鑑み、改めて会員の皆様がどのような行事を青税に対して期待しているかを検討し、それらの行事への参加を積極的に呼びかけること等により、既存会員との繋がりを保つことに努めます。また、例年行っている新合格者祝賀会においては、参加して下さった新合格者が青税に興味を持ってもらえるような内容を企画検討してまいります。

近年、執行部の担い手が減少しており会務の負担が一部の会員に集中している状況が見受けられます。今年度は幹事の機構表に基づき幹事の役割を明確にして部内での連携をより密にすることで、会務負担の分散化を図ります。そして、引き続き業務内容について見直しを行い、不要なものや非効率なものについては積極的に改廃を行い、人的負担が少なくなるように努めます。

任意団体がその効果を最大限に発揮するためには、任意団体としての独自性を追求していくことが必要であると考えています。なぜ、青税としてその活動を行うのか。青税としてその活動を行う意味はどこにあるのか。私たちが青税として活動することの意味を考えて、青税でしかできないことを追求していく1年としてまいります。

1年間、どうぞよろしくお願い致します。